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治療方法

心理カウンセリング

心理カウンセリングは、カウンセリング担当医(面接医)との対話を通じて患者様の抱えている悩みや辛さを解消していく治療法です。
長年にわたって専門家になるためのトレーニングを受けた面接医との対話を通じて、患者様ご自身が気付きを得たり前に進むきっかけを作ったりされます。面接医は患者様のこころを整理するサポートをします。心理カウンセリングにはアプローチの違いによってたくさんの種類があります。
当院で行っている心理カウンセリングの中心的なものは精神分析/精神分析的精神療法と呼ばれる治療法です。
ご病状によって適応となるカウンセリングの種類が異なります。適応については診察時に担当医にご相談ください。

精神分析/精神分析的精神療法

精神科医であるS.Freudが創始したもので、100年を越える歴史を持った治療法です。この治療法の最大の特徴は、他のほとんどの治療が意識の世界を対象にしているのに対して、精神分析/精神分析的精神療法は心の無意識の世界を治療のターゲットにしていることです。無意識の世界を探求していくことによって、どんなことに葛藤しているのか、何に不安を感じているのか、本当はどんなことを苦痛に感じているのか、周りの人々との関係で何が起こっていて何を感じているのかといった、ご自身のこころの本当の姿に向き合うことが出来るようになり、こころの視野も広がっていきます。そうすることで症状が改善するばかりか問題に対処する能力も向上し、その結果として日々の生活も豊かなものになっていきます。
主に環境要因や過大なストレスの積み重ねの結果として出現しているうつ病や不安症状に対して有効な治療法ですが、漠然とした生きづらさを抱えた方や長期にわたり人間関係に悩んでいる方にも有効な場合があります。

この治療は院長をはじめとした広島精神療法精神医学研究会に所属する医師が担当します。これら医師はみな、日本精神分析協会、日本精神分析学会、日本精神分析的精神医学会などに所属して長期にわたって専門的なトレーニングを積んでいます。

【治療の流れ】
  • 1 アセスメント面接

    お悩みの内容や、患者様のこれまでの経緯、生い立ち、家族や友人関係、カウンセリングに来られた目的などを確認していきます。また、この時の話し合いの中で精神分析的精神療法での治療が有効であるかも検討していきます。
    アセスメント面接は、もっとも典型的な場合には1回あたり50分、3−5回ほど時間をかけて行います。これほど時間をかけるのは、精神分析/精神分析的精神療法は誰にでも有効なわけではなく、効果がない人や逆に治療によって症状が悪化する場合があるからです。そのために治療の適応があるかどうか、しっかりと時間をかけてアセスメントを行います。必要に応じて各種心理検査を行う場合もあります。このアセスメント面接で精神分析/精神分析的精神療法が有効だと判断された場合、治療を提供させていただきます。他の治療法が良さそうな場合は、そちらを提供させていただきます。

  • 2 治療開始

    1回50分、週1〜4回、決まった曜日・時間で面接を行います。決まった時間を確保するために予約料がかかります。ご自身の無意識の世界に潜む葛藤や不安、こころの傾向などを知ることで症状の改善や問題の解決を試みる根治治療なので、治療期間は比較的長く、年単位で継続して行う場合がほとんどであり、治療を終えたあとは長期にわたって効果が継続します。

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